後腹膜腫瘍

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後腹膜腫瘍とは

後腹膜腫瘍とは、腹部後方に位置する後腹膜領域(後腹膜腔)の脂肪組織や結合組織に発生する腫瘍の総称である。後腹膜腫瘍には良性と悪性があり、悪性のものが多くみられる。良性腫瘍の例としては脂肪腫、血管腫、神経鞘腫や奇形腫などがあり、悪性腫瘍の例としては脂肪肉腫、線維肉腫、平滑筋肉腫などの肉腫や悪性リンパ腫が知られている。

後腹膜腫瘍の症状

発生初期の段階では自覚症状が現れにくいため、発見が遅れるケースも多い。腫瘍が増大して周辺の臓器を圧迫(圧排)するようになると様々な症状が現れる。具体的には腹痛、嘔吐感など消化管の不定愁訴、便秘や排尿障害などが挙げられる。身体を触ってしこり(腹部腫瘤)を感じるようになる事もある。

後腹膜腫瘍の診断

血液検査、超音波(エコー)検査、CT、PET、MRIやシンチグラムなどを用いた総合的な検査で診断されるが、最終判断は病理学的検査に委ねる事も多く、病巣の切除標本を用いた検査を行う事も少なくない。

後腹膜腫瘍の治療

腫瘍の種類など病理組織の形態によって治療法は異なる。手術による腫瘍の摘出が基本であるが、腫瘍の状態によっては隣接する臓器の切除(合併切除)が必要になる事もある。病巣が拡大して摘出困難な場合には抗がん剤などの化学療法や放射線治療が行われる。化学療法では用いる薬剤によって様々な副作用(アレルギー、脱毛、消化器の症状、骨髄抑制など)の発現がみられる。

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公開日:2015/04/28
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