今年もインフルエンザ予防を怠らないで!様々な予防法を紹介

インフルエンザとは

毎年秋から冬にかけては、インフルエンザが流行るシーズンです。

インフルエンザは、咽の痛みや咳などの風邪とも似たような症状がありますが、それ以外にも頭痛、関節痛、筋肉痛、38度以上の発熱の症状も見れます。

人によっては軽症で回復する場合もありますが、肺炎や脳症などを併発して重症化してしまうケースもいます。

重症化する危険性が高いと言われているのは、
• 高齢者
• 幼児
• 妊娠中の女性
• 持病(喘息、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病など)のある人

インフルエンザの予防

インフルエンザを予防するための方法はいくつかあります。

流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効だと言われています。
ワクチンは国によって違ったりします。日本では、13歳以上の方が1回、13歳未満の方が2回を原則としています。

外出後の手洗い

インフルエンザウイルスは手指など体についてしまいますので、流水・石鹸による手洗いはウィルスを除去するために有効です。これは基本的な感染症対策です。
インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果的です。

適度な湿度の保持

空気が乾燥していたら、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。乾燥しやすい室内は加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つことも対策の一つになります。

十分な休養とバランスの良い食事

感染症対策としては、体の抵抗力を高めるのも大事です。十分な休養、バランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザが流行してきたら、できるだけ人混みや繁華街への外出を控えましょう。特に高齢の方や基礎疾患のある方など、重症化する危険性のある方は人混みを避けた方が良いです。

マスクの着用

不織布製マスクを着用することは、飛沫感染等を防ぐことができます。外出の際や、人と同じ場所に長くいる場合は忘れずマスク着用をしましょう。

インフルエンザにかかってしまったら

咳エチケットの実施

周囲の人に感染を広げるのを防ぐためには、咳エチケットを日ごろから実施しましょう。
咳エチケットとは、咳やくしゃみをする時に、病原体を含んでいる飛沫に気をつけることです。

以下は咳エチケットの基本です。
・咳やくしゃみをするときは他の人から顔をそらす
・咳やくしゃみをするときはティッシュなどで口と鼻を覆う
・咳、くしゃみが出ている間はマスクを着用する

インフルエンザにかかった時に気をつけること

咳エチケットの他には、同居する家族、特に重症になりやすい方などにはなるべく接触しないように心がけましょう。
また、感染予防のために、部屋の換気をしましょう。
熱が下がった後も、数日間は他の人にうつす可能性がありますので、職場や学校へ行かず、自宅療養しましょう。