セカンドオピニオンの紹介状
セカンドオピニオンを依頼する際には主治医(ファーストオピニオン)から以下の書類をもらっておく必要があります。
紹介状
紹介状は正式には診療情報提供書と呼ばれ、医師が患者さんを紹介するときに作成する書類です。
患者さんが他の医療機関を受診する際に所見・経過を確認するために必要となります。内容に関しては患者さんの基本情報、現在の主な症状や病名、これまでの症状や治療経過、現在の投薬内容、アレルギー歴、紹介の目的(詳しい検査、入院、手術、経過観察など)が書かれています。
患者さんの診療情報が詳細に引き継がれるため、次の医院でも改めて検査や診断をしないで継続的に診療を行うことが可能です。
検査結果
これまでに患者さんが受けた細胞検査や血液検査、レントゲンやCT、MRIなどの各種検査のデータなどといった検査結果は、これまでの診断情報を確認するためにも必要となってきます。
紹介状の作成にかかる費用ですが、これは診療報酬の中で定められています。患者さんにおける健康保険の自己負担比率や添付する検査データによってばらつきはありますが、紹介状の作成そのものにはだいたい数百円~千数百円が自己負担の費用として必要となります。
このように費用はかかるのですが、患者さんにとっては同じ検査を受けなくても良いというメリットがありますので、紹介状を活用することをお勧めいたします。