セカンドオピニオンを受けるには

セカンドオピニオンを受けるには、まずは現在の主治医(ファーストオピニオン)に「セカンドオピニオンを受けたい」という意思を伝える必要があります。

その時に大事になるのは、セカンドオピニオンを受ける目的をはっきりと主治医に伝えることです。

・今の治療方法と方針に不満はないが、第三者の意見を聞いておきたい
・他にどんな治療方法があるのか、自分で行動して納得したいので、別の医師の意見を聞きたい
・現在の治療方法に対して、自分で腑に落ちていないところがあり、その点を解消するために第三者の意見を聴きたい
・このように診断していただいたが、自分で納得するためにセカンドオピニオンを受けてみたい

このようにセカンドオピニオンを受診する目的を明確に主治医に伝えることです。

「主治医に対して失礼になるのではないか・・・」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その心配は不要です。

昨今日本ではセカンドオピニオンは世の中に浸透してきましたし、アメリカでは医師が診察終了時に「セカンドオピニオンを受けますか」と患者に尋ねるのが当たり前になっています。インフォームドコンセント(説明と同意)という考え方や意味を理解している医師であれば、治療法を決定するのは患者さんやその家族であることをよく認識しています。

ですので、セカンドオピニオンを受けたい場合はその目的と意思を主治医にはっきり伝えて下さい。患者さんの意思に対して、主治医はセカンドオピニオンを受ける手続きを快く取ってくれるでしょう。