子宮筋腫

子宮筋腫とは

子宮は骨盤の中にある中空の臓器で西洋ナシのような形をしている。子宮の上部3分の2を子宮体部と言い、下部3分の1を子宮頸部という。
子宮体部に内側は粘膜(子宮内膜)で覆われ、その下は平滑筋でできている筋層と子宮の外側を覆う漿膜があり、子宮筋腫は子宮の平滑筋にできた良性の腫瘍である。発育する方向によって以下に分類されます。
子宮筋層内に止まる壁内筋腫、漿膜を押し上げ子宮外側に突出する漿膜下筋腫、子宮内腔側に突出する粘膜下筋腫である。また、子宮内膜を形成する組織が子宮以外の場所に現れる病気を子宮内膜症という。

子宮筋腫の原因

他の腫瘍同様、真の原因は不明である。卵巣から出る女性ホルモンのエストロゲンが発生や増殖に関係しているとみられている。閉経後にエストロゲンの分泌が減少し、筋腫は進行せず、縮小することさえある。

子宮筋腫の症状

筋腫が次第に大きくなると子宮内膜に影響が現れ、不正子宮出血や不妊の原因となる。また、子宮の外側に向って増殖すると直腸や膀胱を圧迫し、便秘や頻尿になることがある。

子宮筋腫の治療方法

筋腫は多発することがあり、症状が強い場合は手術が必要である。