紫外線が強くなる時期に、紫外線対策を

紫外線とは

紫外線とは目に見える光(可視光線)の紫の外側という意味で、英語からきているUV(「ultra-violet」)とも言います。
紫外線は、波長の長さによって紫外線A波(UVA)、紫外線B波(UVB)、紫外線C波(UVC)の3つに分けられています。紫外線C波はオゾン層に吸収され、地表には届きませんので、人間の肌に悪影響をもたらすのは、紫外線A波と紫外線B波です。

紫外線A波(UVA)

A波は皮膚の表皮より奥にある真皮まで届きます。そのため、コラーゲンを変性させて、シワやたるみの原因になってしまいます。紫外線A波はオゾン層を通り抜けやすく、常に紫外線B波の20倍以上も地上に降り注いでいます。雲、また窓ガラスなども通り抜けやすいので、曇りの日でも日当たりのいい家の中でも紫外線対策が必要になります。

紫外線B波(UVB)

B波は強く、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こしたり、皮膚の表皮で過剰なメラニン色素をつくったりするため、シミやそばかすの原因になります。波長が短いため、紫外線A波と違って、オゾン層や上空の雲に阻まれ、地上に到達する量は全紫外線量の約10%のみです。外出の際に日傘を使うなど直射日光に当たらないような対策だけで、ある程度防げることができます。

紫外線が強い季節・時間帯

紫外線は1年中、地上に降り注いでいます。
一般的に紫外線が強い時期は4月〜9月頃です。特に6月〜8月は紫外線量が最も多く、肌が日焼けしやすい季節とされています。
冬は夏ほど紫外線が強くはありませんが、肌へのダメージはあります。

1日のうち、紫外線が一番強いのは、太陽が一番高い位置にある正午です。
紫外線は9時頃から急激に増加して、12時頃にピークを迎えて、15時頃までは日差しが強いです。

紫外線が体に及ぼす影響とは

紫外線による人体への悪影響には、日焼け、シミ、しわ、白内障、免疫機能の低下などが挙げられます。紫外線を浴びすぎると、良性腫瘍、皮膚がんになってしまうこともあります。
人間は子供の頃から大量の紫外線を浴びています。その影響は何十年も経ってから現れてくると言われています。子供のうちから紫外線対策を心掛けることが大切です。

肌への影響

紫外線による肌への影響は、短時間で反応が現れる急性傷害と、長期的な紫外線へのばく露によって反応が現れる慢性傷害があります。
急性傷害は日焼けです。肌が火照ったり赤くなったりします。軽傷の場合は数日のうちに消えますが、紫外線を浴び過ぎた場合は水ぶくれができて皮がむけてしまいます。日焼けのため、肌の色が濃くなります。他には、急性傷害の症状として、皮膚の炎症により免疫力の低下、そのせいで生じる口唇ヘルペス、光線過敏症(日光アレルギー)などがあげられます。
長期間にわたって日光を浴び続けると、皮膚のコラーゲン繊維がダメージを受けて慢性的な症状を引き起こす可能性があります。具体的には、乾燥肌、光老化(しわ、シミなど)、腫瘍が発生することがあります。

目への影響

紫外線は目にも悪影響を与えています。代表的な症状は、紫外線角膜炎(強い紫外線を浴びたときに生じる急性の角膜炎症)、白内障(目の中の水晶体が濁り、網膜にまで光が届かなくなる病気)、翼状片(異常繁殖した白目(眼球結膜)が三角形状に侵入する病気)などがあります。
紫外線によるダメージが蓄積さればされるほど、深刻な目の病気を引き起こしてしまいます。

紫外線対策の方法

花粉症対策としてはできるだけ、花粉に接触しないことが大切です。毎日、花粉情報もチェックして、花粉飛散量の多い時間帯などはなるべく外出を控えましょう。
外出の際は次のような対策をすると良いです。

紫外線の強い時間帯は外出を避ける

紫外線量は、太陽が最も高くなる正午前後にピークを迎えます。外出する時は、できるだけピークの時間帯を避けるようにしましょう。

日やけ止めを使う

顔など皮膚を覆いづらいところには、日やけ止めを使うのが効果的です。2~3時間おきに塗りなおすのがお勧めです。顔だけでなく、耳や首も塗り忘れのないようにしましょう。

日傘をさす、帽子をかぶる

外出する際は日傘や帽子も有効な対策です。日傘は紫外線防御率の高いものを、帽子はつばの広いものを選ぶのがお勧めです。

衣服やストールなどで覆う

長袖シャツなどの肌を覆うような衣服、首元に巻くストールは、紫外線対策になり得ます。皮膚に到達する紫外線量を減らすためには、UVカット生地のものを選ぶと良いです。

サングラスをかける

紫外線は目からも吸収されますので、サングラスなどをつけるのもお勧めです。UVカット率の高いメガネやサングラスを選びましょう。日差しの強い時は、顔にフィットする大きめのサングラスをかけて、さらに帽子もかぶるのがベストです。

室内の紫外線対策

紫外線は室内まで届きますので、家の中にいても対策をするのが大切です。例えば、窓ガラスに紫外線カットシートを貼り、UVカットのカーテンを設定して、家具などを窓から離しておきましょう。また、室内でもUVカット機能のある服を着るのはお勧めです。

紫外線対策をする時の注意点

紫外線は複数の方向から受けることがあります。直射光が大気中の分子に当たって散乱した紫外線を受ける「散乱光」と、直射光が壁や地面に当たり反射することで紫外線を受ける「反射光」があります。
そのため、紫外線対策は部分的ではなく、全体的に行うことを意識して行いましょう。
紫外線を遮るために日傘をさし、帽子を被るだけでなく、肌に直接塗れる日焼け止めの使用も忘れずしましょう。