寒い!ときにやりたい、体を温める方法5選
冷えとは
冬となり、「寒い!」と感じる方は多いですね。また、冬でなくても、暑い夏の冷房に関して寒いと感じる方は少なくないです。
この「寒い!」と感じることは冷えといいます。
体が冷えて体温が低下すると、肩こりやむくみ、肥満などの様々な不調を引き起こします。
冷え性に悩まされるのは、女性が圧倒的に多いです。女性の方は、脂肪が多く筋肉量が少ないため、基礎代謝が低くなって、体温調節がうまくいかないことが多いからです。
冷えの原因
冷えの原因はいくつかあります。
血行不良
血液は熱を全身に伝える役割があります。皮膚にある温度センサーを通じて寒さを感じると、自律神経が働き、血管を収縮させて血流を減少させて体内の熱が奪われないようにしたり、筋肉を収縮させて震えを起こして熱を産生したりします。
運動不足や長時間同じ姿勢でいることは血行不良を引き起こしやすくなります。血の流れが悪くなると、体温の調節が難しくなり、冷えを引き起こしてしまいます。
筋肉量が少ない
筋肉は伸縮することで、血液を送り出して、体の隅々まで血液を循環させて体を温めます。
筋肉の力が弱い場合は、体が冷えやすくなります。
体の末端まで血液が特に行きにくく、手足が冷えやすくなることが多いです。
ホルモンバランスの乱れ
冷えの原因の一つはホルモンバランスの乱れもあります。ホルモンバランスが乱れると、体温調整をしている自律神経にも影響され、血液の循環が悪くなって冷え性になりやすくなります。
女性は、月経、出産、閉経といったライフステージでの変化があり、ホルモンのバランスが乱れやすい傾向がありますので、女性の方が冷え性になることが多いです。
ストレス
ストレスを感じると、自律神経のバランスを崩しやすいです。ストレスの状態が続けば続くほど、緊張状態で優位となる交感神経が過剰に働き、冷えをはじめ様々な不調につながってしまいます。
生活習慣の乱れ
朝食抜き、昼夜逆転の生活など、生活習慣の乱れは、自律神経のバランスを崩します。そのせいで、体温調節機能も乱れて、冷え性になりやすくなります。
ファッションを優先して、寒い日でも薄着で、手首・足首・首の冷えやすい部分をカバーしないことも冷え性を悪化させる原因になります。
体を温める5つの方法
冷えにならない、冷えを悪化させないためには、体を温めることが大事です。
ここでは体を温める5つの方法をご紹介します。
首・手首・お腹・足首等を冷やさない
体を温めるには、首、お腹、手首・足首を冷やさないことが重要です。
マフラー、腹巻、アームウォーマーやレッグウォーマーなどを活用しましょう。足の冷えが気になる場合は、靴下の重ね履きも効果的です。また、湯たんぽを上手に使うと良いでしょう。
体を温める食べ物や飲み物を摂る
体を冷やす食べ物、冷たい飲み物は体に良くありませんので、避けるようにしましょう。体を温めるためには、バランスよく、体を内側から温めてくれるもの(生姜などの根菜類、冬に採れる野菜、リンゴなど寒い地方で採れるフルーツなど)を取り入れることをお勧めです。
飲み物は、温かい紅茶やほうじ茶などが良いです。
運動習慣を身につける
運動をして筋トレをするのも冷えの改善に効果的です。ウォーキングやジョギング、ヨガなどを習慣化すると、筋肉量を増やし、血行を改善して基礎代謝の向上につながります。
お風呂に浸かる
お風呂にじっくり浸かって体を芯まで温めることも大切です。38〜40度のお湯に15~30分程度ゆっくり浸かると効果的です。
お風呂に浸かるのが苦手という方は、半身浴などして、無理なく体を温めてください。
マッサージをする
体をマッサージすることも冷えの改善につながります。ふくらはぎや足の裏にあるツボをもみほぐすことで血行が良くなり、体温が上がります。マッサージをすることにより、むくみなども軽減でき、一日の疲れをとるには効果的ですので、習慣化してみると良いです。