セルゲル法(セルゲル治療)|ILC国際腰痛クリニックの口コミ・評判|最新の椎間板修復・再生治療についてのレビュー
セルゲル法(セルゲル治療)とは?
2007年にフランスで生まれ、その後急速に世界中に広まり、2022年現在では世界54カ国以上で提供されている椎間板ヘルニアなどの腰痛疾患に対する世界最先端の治療法である。
EU圏では医療機器販売承認としてCEマーキングも取得されており、研究論文も数多く発表されているエビデンスの整った治療法のため、信頼・安心できる治療法と言える。
日本では唯一「ILC国際腰痛クリニック」で2022年9月1日より提供が開始されるようであり、その他の医療機関では今のところ実施できるという情報は確認できていない。
図:セルゲル法(DiscoGelを使用した治療法)の導入実績国
セルゲル法がなぜ急速に世界中に普及していっているのか?
当サイトでは理由について、以下のように分析しています。
理由1)論文などのエビデンスが多く揃っている治療法では唯一、「椎間板の修復・再生」ができるため
椎間板の修復・再生に関する研究は世界中でされてきており、現在もその治療薬・治療機器を正式に医療承認を得るために動物実験や人への臨床試験などを行っているものはあります。しかし、新しい医療機器や医薬品を臨床試験を経て正式に承認を得るためには莫大な費用と労力と時間がかかります。今後更に新しい治療技術が出てくる可能性もありますが、現時点ではセルゲル法が一歩先をいっていると言えます。
参考にはなりますが、日本において比較的新しい治療に「ヘルニコア」と呼ばれる椎間板ヘルニアに対する治療薬がありますが、椎間板を減圧してヘルニアを治療するお薬ですので椎間板自体の修復・再生の機能はありません。
またセルゲル法以外の修復・再生をうたっている治療法については、歴史も浅く研究論文等のエビデンスがほとんどないと思いますので、もしも気になった場合は当該医療機関へお問い合わせされてみて確認されることをお勧め致します。
理由2)人の老化による「椎間板の劣化・変形」があらゆる腰の病気の根本的な原因であり、椎間板の炎症が痛みの発生源であることが最新の研究で分かってきているため
腰痛の代表的な病名である椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、椎間関節痛、筋・筋膜性腰痛、腰痛圧迫骨折治癒後の腰痛、仙腸関節障害などの「痛みやしびれの根本的な原因」が、最新の研究で老化した椎間板に原因があることが分かってきています。
若い人よりも高齢者に多く発生する理由は、そのためであったのです。
椎間板の老化と各病気の関係性については、セルゲル法を提供している医療機関のサイトに分かりやすく説明してあるページがありますので、そちらをご参照いただくと良いかと思います。
椎間板ヘルニアの本当の原因とは?自然に治るヘルニアとは?腰痛のプロが解説
脊柱管狭窄症とは?脊柱管狭窄症を疑うべき症状や原因、改善法を腰痛のプロが解説
理由3)理由①②に加え、下記のような様々なメリットがあるため
① 有効率(治療後に治療前より痛みが減ったという確認がとれている割合)が高い
→当サイトの調査では、9つの研究論文で有効率90%以上の結果が出ていることが確認できております。
② 再発率が非常に低い・・・治療後に追跡調査した患者のMRI画像では、同じ椎間板でヘルニア含めた椎間板の変形の再発率はゼロ
③ 超低侵襲・・・メスは使用しない。わずか0.8mmの針で治療を行うため身体に傷がほぼ残らない。回復も早い
④ 日帰り治療・・・治療時間が15分~30分。診察と治療後の安静時間を含めても1日で終わる
⑤ 治療後にもしも効果がなかったとしても、外科手術などの妨げになることはない
セルゲル法の治療ができない患者・副作用・デメリット等について
ここまで記載したきた通り、素晴らしい治療法ですが、全ての方に適用できる治療法ではありません。また、副作用や最新治療が故に治療費が高額であることなどのデメリットもあります。
治療で使用される医療機器の製品取扱説明書には下記のような注意喚起が記載されています。
・重度のうつ病患者、その他痛みの解釈が困難な状態にある患者には使用できません
・構成成分に対するアレルギーがあることが分かっている患者には使用できません
・妊娠中の方には適応していません。
また副作用としては下記が挙げられています。
・治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります
・局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します
デメリットについて当サイトでは下記のように評価しております。
・治療費が高い。1椎間板120万円(税抜き)~となっている
・骨の変形、靭帯の肥厚に対して直接削ったり取ったりしないため、患者の病状によってはセルゲル法が適用できない可能性がある
・椎間板が潰れてほとんどなくなってしまっているような場合には適用できない可能性がある
【参考】椎間板ヘルニアでの各治療法の価格比較
※自由診療の治療は、同様の治療法でも医療機関ごとに価格は異なりますのであくまで参考値としてお考えください
1.PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)【自由診療】
・医療機関A:385,000円~(税込み)
・医療機関B:495,000円~(税込み)
・医療機関C:555,000円~(税込み)
2.MED(内視鏡下腰椎椎間板摘出術)【自由診療&保険診療】
・医療機関A:250,000円~【保険診療3割負担】※高額療養費制度適用の場合支払い金額は更に減ります
・医療機関B:1,540,000円~(税込み)【自由診療】
3.PELD(内視鏡下腰椎椎間板摘出術)【自由診療&保険診療】
・医療機関A:150,000円【保険診療3割負担】※高額療養費制度適用の場合支払い金額は更に減ります
・医療機関B:1,540,000円~(税込み)【自由診療】
4.セルゲル法(椎間板インプラントゲル修復術)【自由診療】
・ILC国際腰痛クリニック東京・ILC国際腰痛クリニック大阪:1,320,000円~(税込み)