肩こりがつらい…実は四十肩・五十肩かも?放置しないための相談先

肩こりとは

肩こりとは、首から肩、背中にかけて筋肉が緊張して硬くなり、だるい・重い・痛いなどの症状が続く状態です。

主に血行不良による疲労物質の蓄積や、長時間の同じ姿勢、ストレスなどが原因で起こりますが、関節周囲炎や石灰沈着性腱炎の症状でもあります。

肩こりの症状

肩こりの主な症状は、首・肩・背中の張り、こわばり、重さ、だるさです。場合によっては、頭痛やめまい、腕や指先のしびれ、目の疲れや痛み、吐き気が発生することもあります。

肩は頭を支えるため負担がかかりやすく、筋肉がこわばると血流が悪化し、症状も悪化します。悪循環に陥ることで症状が悪化します。

肩こりの原因と対処方法

肩こりの原因は、生活習慣、内科の疾患、整形外科の疾患があります。その原因により対処方法も異なります。

生活習慣による肩こり

長時間のパソコン作業などで同じ姿勢が続いたり、運動不足が続いていたりすると、血行が悪くなり筋肉がこわばりやすくなります。溜まっているストレスで自律神経が乱れ、肩こりの原因になります。
このようなことが積み重なっていけば、肩こりが慢性化してしまうケースがあります。
生活習慣による肩こりを改善するためには、姿勢を見直し、ストレッチや運動をしましょう。入浴などで血行を促進して、また疲労回復を助ける栄養素(ビタミンB群など)を摂るのもおすすめです。

内科の疾患による肩こり

脳動脈瘤・狭心症・心筋梗塞・糖尿病・胆石症など、内臓や血管の疾患が原因で、肩こりになることもあります。
肩の痛み以外に、しびれ・息切れ・倦怠感などの症状を伴うことが多く、早めに内科や循環器内科を受診して検査や治療を受けることが大事です。

整形外科の疾患による肩こり

肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)、石灰沈着性腱炎、腱板断裂という肩まわりの疾患、また頸椎症や頸部椎間板ヘルニアなどでも、肩こりになることがあります。
このような疾患を放置してしまうと、痛みが悪化するケースもありますので、整形外科で診断をしてもらい、適切な治療を受ける必要があります。

リハビリのアプローチや注射治療の違い

リハビリ(運動療法・物理療法)では、筋肉の血流改善、筋緊張の緩和、柔軟性の向上、姿勢の改善、筋力強化を目指します。理学療法士の指導のもとで筋力トレーニングを行い、温熱療法、電気治療、超音波治療などを組み合わせることもあります。即効性は低いですが、体のバランスを整え、生活習慣の改善も促すため、根本的な原因解決に繋がります。

注射治療は主に痛みが非常に強い場合や、特定の筋肉・筋膜の痛みに集中的にアプローチしたい場合に行われます。即効性が期待できる反面、効果は一時的であり、持続期間は限られます。また、副作用のリスクもあります。

整形外科でも専門性の差が出やすい

肩こりの治療では、整形外科内でも医師の専門性や得意分野によって治療方針やアプローチに差が出やすいです。

得意とする疾患

肩こりは様々な原因で起こるため、頸椎疾患を専門とする医師、肩関節疾患(四十肩・五十肩など)を専門とする医師、スポーツ障害を専門とする医師で、肩こりが神経から来るものなのか、筋肉由来のものか、姿勢によるものかなどの診断に違いが出て、治療方針も異なります。

治療方針

専門性の高い医師は、一般的な薬物療法や理学療法だけでなく、より専門的な注射療法(トリガーポイント注射、神経ブロックなど)や、リハビリテーションにおける高度な運動療法プログラムなどを提案できます。

連携体制

専門的なクリニックや総合病院では、理学療法士、ペインクリニックなどと密接に連携しており、多角的なアプローチで治療にあたることが可能になります。

治療方針を比較するためのセカンドオピニオンを受けよう

肩こりでお悩みの場合は、複数の医師による診断(セカンドオピニオン)を受けることもおすすめです。

セカンドオピニオンとは英語の「Second Opinion」で、「第二の意見」と意味をしています。ある病気や症状に対して、多くの医師から意見を聞き、最適な対策を選んでいくのです。

現在診療を受けている医師とは別の医療機関の医師に相談して、治療方針を比較して最善の治療法を選択できます。