良性突発性頭位めまい症

良性突発性頭位めまい症とは

病名から想像すると頭の病気と勘違いされることが多いのですが、実は耳の中が原因で起こる症状です。
この症状は起こる場面として、寝返りを打つ、寝た状態から急に上体を起こす、急に上を向くなど急な行動をおこした場合に、激しい回転性のめまいが発生すると言われています。
めまいを起こしている時間はほんの数秒であり、症状を繰り返すことで次第になくなると言われています。
もし、そのめまいが数分経っても症状が回復しない、または痺れやろれつが回らない場合は脳卒中など別の病気の可能性がありますので、早急に病院での診断をしていただくことをお勧めします。

良性突発性頭位めまい症の原因はなぜか

良性突発性頭位めまい症は前底器官の耳石器に乗っている耳石が外れて、三半規官の感覚毛を刺激することで誤作動が起き、めまいが発生すると言われています。

良性突発性頭位めまい症が発生したら

通常の場合、病気であれば安静しましょうと案内がありますが、良性突発性めまい症に関しては体を動かす、もしくは日常の生活を普段通りに行うことが重要です。
薬物療法で緩和することは可能ですが、根本的な治療ではありませんので日常通りに生活し、 めまいに対して免疫を付けたほうがいいようです。

ではなぜ安静にするより、体を動かしたほうがいいのでしょうか?
理由としては、三半規管を刺激している耳石を身体や頭を動かして元の位置に戻す。または取り除くことが重要であり、 安静で横になるだけでは耳石が刺激している位置から移動しないため、一向に回復しないからです。

他のサイトでは寝ながらゆっくり頭を動かすことで、耳石が元に戻り、約8~9割効果があるとのことでしたが、個人でむやみに頭を動かした結果、耳石を取り除く前にめまいの症状がひどくなったという例もありますので、頭を動かして耳石を戻そうとお考えであれば、一度医師に相談したうえでアドバイスや手順を教えていただいたほうがいいかもしれません。