ポラロミとは|ジュジュベクリニック

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-薬を使わない治療「アロハ医学」-
- この記事のポイント
- 1. ポラロミとは、さまざまな治療法やボディーワークが和合された技術である
- 2. 血流の促進や体の強張りの解放、また自律神経が整い恒常性(ホメオスタシス)が向上する作用がある
- 3. 筋膜や筋肉、骨格また血流やリンパの流れなどの形而下の領域から、生体電流や氣、チャクラなどの形而上の領域までを同時進行で施療するアロハ医学である
【この記事の監修ドクター】
ジュジュべ・ハワイ・クリニック院長
東洋医学博士 亀井士門 医師 ~Dr. Cimone Kamei~
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ポラロミとは
ポラロミはとは、ポラリティー治療とロミロミをはじめ、さまざまな治療法やボディーワークが和合された技術です。この名称は施述法に含まれるオステオパシー医学のポラリティー治療とハワイのラパアウ医学のロミロミが合わさったものですが、実際には20種類に及ぶ環太平洋医学の治療法が相乗した技法です。
ポラロミに含まれる技術は、ロミロミ、ポラリティー療法、頭蓋骨盤調整、筋膜リリース、東洋医学の経絡刺激、ツボ治療、経絡リリース、経絡バランス、日本古武術に基づく武医術の筋伸ばしや筋抜き等の活法、内臓マニュピュレーション、カラーセラピー、エッセンシャルオイルセラピー、アロマセラピー、精神統一呼吸法(メディテーションブリージング)、氣療法、各種マッサージ療法、ラルフィング、インド医学のチャクラバランスなどの治療とセラピーが一連の動きの中に和合されています。
ポラロミの効果
*自律神経のバランス作用
*血流の促進作用
*凝り(こり)及びリンパの滞り解放作用
*筋肉と軟部組織の弛緩(しかん)作用
*筋(スジ)、腱、靭帯の解放による調整作用
*筋膜の開放による調整作用
*関節の開放による骨格の調整作用
*経絡内の氣の流れを正す
*ポラリティー(生体電流と生気エネルギー)のバランスをとる
*チャクラやエネルギーを活性化する
*エッセンシャルオイルの各種有効作用
等があります。
なぜポラロミが必要か
現代には数多くの不調や病気があり、壮年期に入ると多くの人々がなんらかの不調を発症し、高年者などはそのほとんどが化学薬剤を使用して病気を抑えて現状維持している状態です。また、昔にはなかったような難病も増えている事は、現代医学が進んだことでより多くの病気を「発見」できている事だけを理由にできない状況であるのも周知のことです。
アロハ医学では、病気の大元は血液の悪質化であると見て、これの原因として誤った食べ物の摂り方や、生活習慣そして現代型の化学物質の蓄積等をみていきます。これら多くが相乗して現代人は血液が悪質化しており、その血液を作る腸内の機能も万全ではない場合が多いのです。それに加えて内臓機能が活発に働くための自律神経は過剰に緊張し、恒常性(ホメオスタシス)が落ちていることが、血液の悪質化に相乗した病気や不調の原因となっています。
ホメオスタシスとは、生物がその内部環境を一定に保とうとする機能であることから、これは自然治癒力の在り方に直結しています。自然治癒力というと免疫系を連想し、主に菌に反応して退治する白血球の機能などのイメージが強いと思います。しかし私たちの生命としての体は、白血球の他にも体温を維持する調節機能や血流の流れ、体液の流れ、ホルモンのバランス、胃腸及び内臓諸機能、細胞の分子同士の化学物資の反応もあります。また、ミクロの視野では元素の蓄積や分解つまり、代謝の同化作用と異化作用もあり、細胞の分化発展と逆分化を繰り返すことを後押しする生体電流までその全てがホメオスタシスで、それすなわち免疫機能ということになります。
人間の体は、地球の生体電流はもちろんのこと、その万有引力に影響されて生きています。さらに広がると月の引力そのサイクル、また太陽の光エネルギー等の宇宙エネルギーとも連動していることから私たちの体は自然とつながっている存在です。ポラロミは、このあらゆる側面から、恒常性のバランスを取る治療です。
ポラロミがどのように作用するのか(効果・効能)
ポラロミを受けると
*深いリラックス効果
*関節の動きの正常化
*痛みの軽減または消失
*各内臓の機能促進
*精神的な安定
*体の左右の均等性の促進
*呼吸が深くゆっくりになる
上記の効果改善を多くの人が感じますが、これらは全て、血流の促進や体の強張りの解放、また自律神経が整い恒常性(ホメオスタシス)が向上したときに感じる作用です。消化作用も整い基礎体温も上がるので、これらすべてのバランスが取れた時に体は治癒に向かいます。
自律神経のバランス作用
ポラロミは自律神経を安定させる治療と施述です。
不調や疾患に対して
自律神経系は体の恒常性(ホメオスタシス)全般に関係することから、交感神経の緊張を取り全身のリラックスを促すことは、自然免疫を含む免疫機能全般を高めて自然治癒力を高めるとても大切な基本になります。また、自律神経が安定するとヒスタミンの分泌からくる痒みなども緩和します。
痛みに対して
また自律神経の交感神経が緊張していると、軟部組織が固まることで痛みを発しやすくなるため、交感神経の緊張を緩和して、安定させることは体各部の痛みの改善にもつながります。
血流の促進作用
ポラロミは血流を改善させます。
不調や疾患に対して
私達の健康に一番大切なことは、質の良い血液が体の隅々まで流れている状態を確保することです。つまり健康な血液細胞がさらさらと流れて体の全ての内臓組織からその奥深くの細胞に届いていることが大切なのですが、病気の人はもちろん、体に不調がある人は、この血液の循環が阻害されています。この見方は東洋医学やその他の医学の基本でもありますが、重要なことは、人を癒すためにどのようにして血流を改善させるかということです。血流が改善されるとリンパの流れもか良くなり体液全般の流れも整います。
痛みに対して
体の痛みにも炎症が関わっています。ただし炎症は原因ではなく、血流が停滞している状況を改善しようとする体の試みなのです。なので炎症の原因として血流の停滞が関わっています。よって血流を改善させると炎症が緩和し、痛みも消失の方向に向かうのです。
凝り(こり)及びリンパの滞り解放作用
ポラロミはこれらの凝りや滞りを解消します。
不調や疾患に対して
首や肩に凝りがあると頭が重くなったり体が辛くなりますが、体の凝りやリンパの滞りは、血流を阻害するだけでなく、酸化物を溜め込んでいることの印です。肩こりは万病のもとと言われるように、酸化物質をため込んでいるという事は、紛れもなく血液が酸性に傾いている確率が大きくなり、その事で五臓六腑(内臓全域)の機能も最良な状態ではなくなります。体の酸化は、血液検査で問題がなくても、水面下に存在する問題なので、ここを正す事も実は大切な基本になります。ポラロミはロミロミやその他の伝統技術和合による相乗効果によって、凝りやリンパの滞りを改善させていく事で酸化物質の排出を促します。
痛みに対して
酸化は体内の電気の停滞状態であり、イオン化した体内環境は赤血球を束ねてしまう結果血流が悪くなり結果痛みを発症しやすくなります。体の酸化を改善する事は、あらゆる痛みに対しても大切な事です。
筋肉と軟部組織の弛緩(しかん)作用
ポラロミは身体中の強張りを弛緩させ和らげます。
不調や疾患に対して
筋肉が硬く強張っているという事は、自律神経のバランスが交感神経に偏っていることを表します。交感神経が興奮している状態では、体の生理的作用に無理がかかっている状態です。また、エネルギーを浪費しやすくなり、同時に熟睡できずエネルギーの充電を行うこともできません。これは病気の下地となってしまうため、筋肉を和らげ自律神経を整える事は健康と治癒の基本です。また首の後ろは自律神経の出入り口であるため、首の後ろの張りがある事は、高血圧や心臓病などにつながります。首の後ろが柔らかく弛緩していて楽である事は健康の基本なのです。
痛みに対して
東洋医学では、自律神経による患部の硬直がある場合「内風」と呼びます。これは血液の不足や冷えも関わった神経の緊張による筋肉の硬直です。たとえ熱性に見える炎症があっても血流の改善を促す事でポラロミはその全域に適応し、痛みを和らげるように開発されました。
筋(スジ)、腱、靭帯の解放による調整作用
ポラロミは筋肉、腱、靭帯を調整を使用せずに解放します。
不調や疾患に対して
筋肉は骨と骨をくっつけていて収縮することで力を発生させる原動力になる繊維の束です。腱とは筋肉を骨につける筋肉の最後の部分です。靭帯とは骨と骨をつけている強い繊維です。これらが固まると全身の骨格に歪みが出る事で、脊髄神経の神経伝達に不具合が生じて健康に影響が出ます。歪みが強い場合カイロプラクティックなどでは亜脱臼とよぶ事もあります。日本伝統医術は古武術の活法に基づいており、ハワイの伝統医術ラアウラパアウのロミロミは、先住民族の武術ルアに基づいていることから、この両者の和合であるポラロミは古武術に基づく武医術に繋がるスジ抜き及びその他の活法技術で全身の筋肉、腱、靭帯を左右均等に解放します。各部位が解放される事で、体が自動的に歪みや亜脱臼を解放する方向に向かい治癒の基本が成り立ちます。
痛みに対して
痛みに関してもゆっくりと関節周りを解放する古武術から成る「スジ抜き」を行うことで、痛みも改善します。
筋膜の開放による調整作用
ポラロミは筋膜を解放します。
不調や疾患に対して
筋膜は筋肉や内臓を包むコラーゲン繊維でできた強靭な膜で、全身にあります。筋膜が固まるとその周辺の循環が悪くなり、凝りが発生するだけでなく、筋肉全体の緊張にもつながり骨格を歪めてしまうこともあります。この歪みは健康に悪影響になります。この筋膜を剥がす背術としては、ロルフィング(Rolfing) がよく知られていますが、ポラロミはさらに刺激が少ない筋膜リリースにより筋膜を解放します。
痛みに対して
全身の筋膜の歪みをとって行くことで骨格が整う結果、痛みが和らぎますが、痛みの局所的な施述も同時に行う事で、さらに痛みの緩和をはかります。
関節の開放による骨格の調整作用
ポラロミにより体が関節を解放することで徐々に骨格の自己調整がなされます。
不調や疾患に対して
筋肉、腱、靭帯、筋膜、凝りを改善することそれすなわち全身の関節にかかる圧力の軽減につながります。固まった関節がよく動くようになると可動域が増えますので全身の筋力や血流が改善されます。首と後頭骨の関節が解放されると、頭から腰までつながる硬膜が動き脳脊髄液の循環が確保されます。また、背骨が解放されると全ての脊髄神経から各内臓までの神経伝達が改善されます。肋骨が解放されると深く呼吸ができるようになり自律神経が整います。これらを相乗した健康の基本ができてきます。
痛みに対して
関節が解放されるには、周り軟部組織の硬直がなくなることが前提です。硬直がなくなる事は、血流促進につながるので炎症を発動する理由がなくなり炎症が消えていくので痛みの原因がなくなります。また、軟骨にかかる圧力などは痛みの原因でないにせよ、骨格の状態が改善されると関節包付近の侵害受容器による痛み信号も落ち着くので痛みの改善になると考えられます。
経絡内の氣の流れを正す
ポラロミは経絡内の氣の巡りを正します。
不調や疾患に対して
経絡は西洋医学との神経とは異なる、東洋医学の哲学で、内臓と体の筋肉や皮膚組織を結ぶ12の正経と8の奇経から、全身に氣を巡らせている通り道で、体の恒常性を保っています。全身のツボ(経穴)が配置されているのもこの経絡です。ポラロミには東洋医学の推拿(すいな)が和合されており、これにより経絡の調節も行います。経絡内の氣の流れが改善すると、内臓諸機能の昨日も改善されます。
痛みに対して
東洋医学で怪我以外の痛みは氣の滞り「氣滞」としてこの滞りを改善します。順調に氣の巡りが改善されると痛みは軽減、あるいは消失に向かいます。
ポラリティー(生体電流と生気エネルギー)のバランスをとる
ポラロミはポラリティーセラピーの観点からも生体電流と生気エネルギーを整えます。ポラリティーは、オステオパシー医師によって開発された東洋医学やアーユルベーダー医学の氣と同質の生体エネルギーを西洋的観念で捉えた治療法で、被術者の正と負の電磁力を施述者のそれを用いてバランスする治療法です。
チャクラを活性する
ポラロミはチャクラのバランスを取ります。
チャクラは、ヒンデュー教のタントラやハタヨーガ、また仏教の密教などで人体の頭部、胸部や腹部にエネルギーある中枢で、体を縦に貫く中央脈管(シュムナー)に沿って円形に存在する叢(そう)であるとされます。現在ではアーユルベーダー医学の哲学であるとも知られています。
エッセンシャルオイルの各種有効作用
ポラロミには、エッセンシャルオイルによる効果作用もあります。エッセンシャルオイルは、肌に瞬時に吸収され同時に香り(アロマ)によって吸気を通して体に治癒効果を及ぼす治療法として東洋医学よりも古い歴史を持つ自然薬です。体の自律神経、内分泌腺に影響し人々の健康を支えてきました。現在ではその抗菌力と抗ウイルス作用も注目されているとから、病院内でも活躍しています。
ポラロミは生気論の治療に基づく様々な医学とセラピーを合わせ、筋膜や筋肉、骨格また血流やリンパの流れなどの形而下の領域から、生体電流や氣、チャクラなどの形而上の領域までを同時進行で施療するアロハ医学の治療法です。
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