クレオパトララップの効果・効能について

クレオパトララップ
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-薬を使わない治療「アロハ医学」-

この記事のポイント
1. クレオパトララップは、酸化した水分・毒素・代謝老廃物・古いリンパ液等を排出させるデトックス法
2. 血液やリンパの滞りを解消して細胞レベルで体質改善を促すことができる
3. むくみや内臓機能の改善、美容的な面では痩身効果やみずみずしい肌を作ることができる
【この記事の監修ドクター】
ジュジュべ・ハワイ・クリニック院長
東洋医学博士  亀井士門 医師  ~Dr. Cimone Kamei~

クレオパトララップとは?

利尿作用のあるハーブに浸した収縮性のバンデージをミイラのように部分的又は全身に巻きつけ、皮膚の下及び全身に溜まった水分や代謝老廃物(毒素)を排出させて健康を改善させるデトックス法です。

何故クレオパトララップの治療が必要なのか?

不調の原因の一つとして多くの場合、水面下での血液やリンパ体液の滞り、および乾燥や脱水、加えて毒素の蓄積があります。

人間の体は70%以上が水分で作られていることからほとんど全身が水でできています。しかし、その体内の水の質が悪いと、血液やリンパの流れ、体液の滞りとなり、これが炎症や様々な病気の大きな原因の一つとなります。むくみや冷えがある人はもちろんのこと、これらの症状が出ていない人でも、これらの停滞あるいは乾燥や脱水があります

体の中の水分は大きく分けると細胞の中の水を細胞内液、細胞の外の水を細胞外液と言います。健康の基本は、体が質の良い体液で潤っていることですが、これは細胞内液が豊富で細胞自体が潤いに満ちていて、同時に細胞外液の滞りがないことです(図1)。

しかしながら、殆どの人は、この細胞内液が少なく体が乾燥しており、同時に細胞外液が多く水毒状態になっています(図2)。

【図1】

 

【図2】

 

例えば、毎日水をたくさん飲んでいても、最近の質が悪い水は、細胞内まで吸収されていません。なぜなら細胞膜には水や栄養素を取り込むためのアクアポリンという水の通り道になる3オングストローム(100億分の1メートル単位の小さな穴)ほどの小さな関門が無数にあり、良い水のみを選択的に通す機能があるからです。活性力に溢れた水分子が細かい水は通りますが、活性力がなく分子の大きい水は細胞内に必要ない水と見なされ、アクアポリンが開かず、細胞内まで浸透できないのです(図3を参考)。

 

【図3】

 

細胞内に水が浸透できないという事は、慢性的な細胞脱水(Chronic Cellular Dehydration)であり、体の芯部の脱水です。この状態は細胞内に栄養素が届けられないことに加え、細胞外液として余分な水分が細胞の周りに溜まりやすくなります。これは細胞内は脱水し、代わりに細胞外に水が溜まる「水毒」という状況です。むくみがある人はもちろんのこと、冷えや乾燥、のぼせなども、実は多くの人々の健康の根底にこの状態があり、様々な病気や不調の根源である免疫機能の低下に関与しています。

また、滞った水分は濁りやすいので体液全体が酸性に傾いた場合は、体に対して毒素として作用します。体液が酸性になればイオン状態も変わるため、赤血球が引き合ってドロドロになることで血流循環も悪くなり、免疫機能にとってさらに悪影響になることは容易に想像できると思います。

体の基本がこの様な状態で、あらゆる施術や治療を行っても良い結果は出ないことは歴然です。まずはこの原点を改善させるためのクレオパトララップで利尿作用により体内に溜まった余分な細胞外液や毒素、古い体液を効果的に排出させ、根本的に改善させます。美容的な面での痩身効果にも優れています。細胞内をきれいにし、必要なミネラルを届けるデトックスパウダーや細胞に摂り込まれる種類の活性された良い水と併合して行うことで、細胞内液が満たされつつも入れ替わる相乗効果で「細胞内デトックス」にもなります

体質改善で良い結果を出すには、まず【図1】のように細胞外液が絞り出されて、細胞内液が満たされたみずみずしい細胞同士が互いに引き合う、引き締まった細胞群になるようにします。市場に売られているイクラを例に挙げると、細胞一つ一つが古いしおれたイクラのようでなく、新鮮なみずみずしいイクラになる状態をイメージしてください。

体中に存在する全ての細胞が良い状態に変わることで、水分の代謝や、リンパの循環、神経伝達も促進され、基礎体温も上がり、ホメオスタシス(恒常性)即ち免疫系全体が活発に働き出す健康の基本ができるのです。

また、クレオパトララップは古いリンパ液や酸化した水分以外にも、身体中に溜まった毒素をも排出します。肌付近に溜まった石油系合成界面活性剤やその他の化学物質及び体の深部にある肝臓や腎臓など五臓六腑に溜まった毒素もデトックスします

加えて、クレオパトララップは体の毒素排出効果を活発にする毒素蓄積の予防にもつながります。毒素を溜めないことはもちろん大切ですが、実は体が全く毒素を作らないということが良いことだとは言い切れないのです。なぜなら体は、常に同化作用と異化分解という代謝作用を繰り返して生命を維持していることから、代謝物としての異化分解や逆分化によって体が毒素を生産するからです。よってそれが蓄積しないで排出される様にすることが大切な生命活動の一環なのです。

クレオパトララップの効果・効能は?

ラップの締め付けとハーブ経皮吸収による利尿作用の活発化

クレオパトララップは肌に巻きつけることで、ラップに含まれたハーブエキスが経皮吸収によって皮膚から浸透し、体の毒素排出機能を高めてデトックスする方法です。

作用の一つは、伝統的に様々な医学で使われていると同じ様に、肌の吸収効果を利用して、利尿作用のあるハーブエキスが腎臓を活発にして代謝が促進されることと特殊ラップの締め付け効果によって余分な細胞外液を排出するものです。

血管を通した肌と内臓の生理学的なつながり

また、クレオパトララップは肌の表面は血管を介して全ての臓器と繋がっている生理学的な作用を利用します。心臓や肝臓、肺、腎臓、膵臓などの五臓と胆嚢や膀胱、腸や胃などをはじめとする六腑も全て大静脈や大動脈に繋がっています。そしてこの太い血管は、体中に広がり枝分かれして細くなって末梢血管になり、やがては細静脈や細動脈、毛細血管という目には見えない程の細い顕微鏡でしか見えない血管になり、からだの細胞すみずみまで広がって血液を循環させています。全身の血管の95パーセントがこれらの目に見えないほど細い血管です。

体中に広がった血管の量は驚くほど膨大で、例えばこれらの血管をすべて集めて縦につなげると約10万キロメートル、つまり地球1周半分程の長さになります。つまり人間の血管のほとんどは細静脈、細動脈や毛細血管という目に見えないくらい細い血管から成っており、これらの大部分は、筋肉や手足の末端そして、一番大きな臓器である皮膚にも集中しています。

例えば、植木に例えると木の幹の部分が大動脈や大静脈、根の部分が抹消血管、根の先の部分が細静脈と細動脈であるとイメージしてみてください。つまり体の奥深くにある内臓の根の一番先端部分は、体の表面にある細静脈と細動脈でこの部分に血流の滞りがあるのです。よってクレオパトララップによって皮膚を活発化するということは、内臓という一番奥深い部分の治療でもあるということが言えます

抹消血管空間のデトックス

加えてクレオパトララップの毒素排出作用に関する最新の理論は、皮膚にある「末梢血管空間」に作用することです。

抹消血管空間とは国際自然医学会の森下敬一博士が指摘する、動脈と静脈の一番先端の部分に開かれている空間です。従来の考えでは、動脈と静脈の先の構造は心臓からの血を送り出す動脈抹消血管から、心臓まで血を戻す静脈抹消血管の細動脈と細静脈の一番先端は、U状にループとなった「閉鎖系」であると考えられていました。しかし森下博士の研究によると、血管の一番先である細動脈と細静脈の先は開放系になっており、そこにミクロの末梢血管空間が広がっています。体はこの末梢血管空間内で生命維持に必要な代謝物の分解や、さまざまな化学反応を営んでおり、肝臓や腎臓と連携して生命を維持しています。体内の老廃物は一度この末梢空間に現れその中でさまざまな物質に分解されたり、再利用されています。そして体に必要のない老廃物や毒素はここからまた剥離や逆分化などの原理で体から排出されます。しかし、現代人の皮膚には吸収された石油系合成界面活性剤を初め、多くの化学薬品が含まれて汚れたリンパ液や体液となって存在しています。

このことから、クレオパトララップは、肌にある末梢血管空間に作用して、体の深部までデトックスを促進することが、森下博士によって定義づけられています。

 

参考文献『森下自然医学』の概要より

クレオパトララップを受けると肌が透き通り、引き締まりますが、これは天然ハーブや雷水、フルボ酸によって肌の内部がキレイに掃除されるためです。この時、末梢血管空間の滞りも解放され毒素排出機能が促進されると考えられています。

 体に滞った余分な水分やリンパ内に溜まった毒素が多い水分は85%ほどが利尿作用や排便効果で、15%ほどが皮膚からの排出効果です。クレオパトララップを受けた後、排出効果が高まり2~3日の間トイレが近くなります。

 

クレオパトララップに関する記事

 

クレオパトララップの施療が可能なところ

1. ジュジュベ・ハワイ(ハワイ・アメリカ)

2. ジュジュベ・ジャパン(札幌・日本)